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リトルリーガーズショルダー(上腕骨近位骨端線障害)
リトルリーガーズショルダー(上腕骨近位骨端線障害)
どんなケガ?
主に成長期の子供が、投球で起こすケガです。
繰り返しの投球動作で、上腕骨の肩に近い成長軟骨(骨端線)に捻じれのストレスがかかり、
肩(腕に近い)に痛みが発生します。
レントゲン撮影すると、骨端線の間隔が開いた状態で映し出されます(骨端線離開)。
これは子供特有の骨折でもありますので、まずは骨がくっつくまでは投球禁止で、患部は安静にします。
症状
□肩(腕に近い場所)の押す痛み。
□投げると上記部位と同じ場所に痛みがでます。
□症状が強いと腕を上げられなくなります。
原因
□身体的原因 (肩関節の硬さ、投球姿勢の不良、股関節の硬さなど)
□投球フォーム (下半身が使えていない、腕に頼った投げ方など)
上記が主な原因ですが、過度な投球数や遠投なども要因の一つとなります。
良いフォームでも投球が多くなると必ず疲労から、身体的原因→不良な投球フォームへと移行していきます。
対処方法
症状が少しでも出たら様子を見ないで、すぐに医療機関にご相談ください。
当院でもこの所見を確認したら、すぐに顧問医と連携をとります。
上記した通り、これは子供特有の骨折でもありますので、まずは骨がくっつくまでは投球禁止で、患部は安静にします。
投球禁止期間は、症状により異なるので医療機関での指示で行ってください。
ここでとても大切なのは、このケガをする原因が身体的な問題(柔軟性低下)や不良な投球フォームが
予測されますので、投球禁止期間にこれらの弱点を改善する為に、柔軟体操やフォーム改善に全力で取り組む事です。
しっかりと、骨がくっつくまで安静にしていれば、また全力で投げられる日が必ず来ます。
復帰を焦ったり、痛みがないからといって、予定よりも早く投げ始めると、再発のリスクが高まります。
とにかく我慢。そして患部以外のトレーニングを頑張ることです。
当院での取り組み
そうは言っても、一生懸命やっている子であればあるほど焦りますし、辛いです。
当院では早期回復の為の治療に全力をあげますが、以下の点に力を注ぎます。
□どんなケガなのか
□今どのような状態なのか
□今投げたらどうなるか
□どのくらいの期間で復帰できるか
□身体チェック
□投球フォームチェック
□弱点の克服メニュー作成
□上記メニューを宿題にする
私たちの目標は、ケガ前よりもレベルアップして復帰させる事です。
「あの時ケガをしてよかった」と思えるような治療を目指して取り組んでおります。
ケガを後悔する暇のない程、未来に餌をまいていきます (^^)
当院の紹介はコンセプトページをご覧ください。