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保谷シニアでの活動(身体チェック)

こんにちは、久我です。
私は柔道部の他に、中学生の硬式野球チームもサポートをしています。
そこで、本日は「トレーナー活動第2弾」として、中学硬式野球クラブである「保谷シニアでの活動」についてご紹介させて頂きます。
保谷シニアでは1年に2回、肩・肘を中心とした身体のチェックを行います。
【目的】
・今持っている痛みやケガを言える場作り
・ケガ予備軍をあぶり出す
・自分の身体を知り、セルフケアの意識を向上させる
・指導者のケガへの理解と、ケガ人の共有
【開催時期】
・新1年生:入部直後
→小学生で抱えているケガをフィルターにかける
→身体的特徴と体力差を把握し、メニューを分ける材料にする
→自宅で行うセルフケアを指導
・2、3年生:シーズン終了から冬のトレーニング前
→シーズンで無理した身体を一度評価する
→冬の追込むトレーニングをケガなくすすめるためため
・その他不定期
→年間の予定に合わせて行います
【フィードバック】
→結果を「評価シート」として作成し、情報をまとめて全体へ共有します
また、ケガをしている選手、不調を訴える選手に対して、指導スタッフ間の対応の統一を目指しております。
中学生は、野球人生の中でも特に身体が成長する時期であり、身体の発達は個々でスピードは違います。
個々のスピードに合わせてと言うのは中々難しいですが、怪我の要素がある人には監督、スタッフへの現状の報告を行い無理をさせずに、
障害や怪我を未然に防ぐ事が重要かと考えます。
中には、本人から直接言ってくれる選手もいれば、言いづらくケガをしたまま練習へ参加し、ケガをしてから訴えてくる選手もいます。
そいう意味ではこのような活動では選手の性格や特徴を、身体的な問題だけでなく様々な情報を得られる大変貴重な機会でもあります。
自分も普段から出来る限り練習現場へ行き、選手と一緒に練習に混じりながら同じメニューをこなし、選手の立場から、また指導者の立場から相合の立場で考え、コミュニケーションを取ることを心がけています。
トレーナーという仕事は、選手への治療だけが仕事ではなく、選手が安全で安心して競技に臨めるように精神面へのサポートもする事が結果的に、チーム全体の力となりチームの最終目標である、勝利という形に結びつくと考えます。
次回は、「肩・肘を中心とした身体のチェック」についてご紹介していきます。