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危険な野球肘とは・・・・

皆さん、こんにちは。
今日は、野球をされている方達には一度は聞いたことのある野球肘についてお話し
していきます。
野球肘とは?・・・・
野球の投球動作により肘を痛めるスポーツ障害の総称です。
野球肘の大まかな分類は、以下の通りになります。
内側型
外側型
後方型
それぞれ痛めている場所によって分類されます。
野球をしていて一番痛めやすいのは内側型です。
内側型でもさらに細かく見ていくと・・・
骨を痛めているのか、靭帯を痛めているのか、筋肉を痛めているのか、
それとも他に原因があるのかをチェツクする事でその先の治療方針を決定する事が可能になっていきます。
今回はその内側型と外側型のご説明をしていきます。
内側型の原因
典型的な例としては、投球フォーム不良、投げすぎ(過度な投球数)がよくある原因です。
治療方針
一定期間の安静と組織の修復を促す治療と同時進行で、肘への負担がどのように掛かったかを考え、身体機能の改善にも介入をしていきます。
また、段階的なリハビリプログラムを組み患者様に合わせリハビリを進め競技への復帰を目指していきます。
ここまでの流れは一般的な野球肘のものとなります。
原因不明の野球肘!?
「野球肘のガン」とも言われている野球肘の中でも最も予後の悪いものがあるというのはご存知でしょうか?
それが外側型の野球肘になります。
それは何か・・・・離断性骨軟骨炎(OCD)というものです。
原因は?・・・・
投球のしすぎでなるものではなく、サッカー少年に発症した症例もあります。
はっきりとした原因がまだわかっていません、肘の軟骨部分が徐々に剥がれ、ひどい場合は関節内に軟骨が遊離してしまい肘関節の動きが制限されると共に痛みが伴い、日常生活にも支障をきたします。
自覚症状が出たときにはすでに病状が進行している事が多いです。
発症年齢
小学4年生〜中学生1年生までの年齢で発症する事があると言われています、しかし確率としてはかなり低いものになります。
しかし、これを知らずに無理に野球を続けているとどんどん悪化していく可能性があります。最悪手術をしないといけなくなります。
また手術後には野球でのポジション変更や、思うようにプレーができなかったり、中には野球を諦め、他の競技に転向していく人もいます。
なので、「早期発見」がとても重要になってきます。
ではどのように早期から発見していくのか、またどのように対処をしていけばいいのか・・・
は次回の記事でお話をしていきます。
久我