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ハイヒールが駄目と言われる理由
こんにちは、関口接骨院の森園です!
今日は、患者様にハイヒールが足にとって良くない理由をお伝えすると、結構皆さま驚かれるので、その理由をここでまずお伝えしようかなと思います^^
まずは皆さんご存知の、ヒールが足に良くない理由。。。
☆つま先が細いから!
これはよく患者様の口から聞く事が多いですね。
「つま先が狭い靴は良くないよねぇ~」と!
そうなんですよね…つま先が細いと良くないんです。では、その理由はなぜなのか?
①、趾(ゆび)が中で動かせないから
です。
趾が動かせないと、人間はバランスを取りにくくなるし、前にも進みにくくなってしまうのです。
足というのは、人体の進化により四足歩行から二足歩行になった時点で、この世に重力がある時点で、負担が一番かかりやすい部分であると同時に、身体を支えてくれている土台なのです。
趾の役割として、
第1趾(母趾)の役割は、支える機能を持っていて、
その他4趾の役割は、歩行時の推進力を生みだす機能を持っています。
これだけを見てもらってもわかるように、趾が動かせなくなった時どうなるかすぐ分かりますね!
そして、人間は趾が使えないと、使わなくなってきます。
それが原因で起こるのが、外反母趾や浮趾(うきゆび)というものです。聞いたことある人、多いのではないでしょうか。
さらに、趾が動かせないため他の部分に負担が集中してしまうんですね…
さて、それはどこでしょうか?
次に行きましょう!!
②、中足部(ちゅうそくぶ)に負担がかかるから
中足部というのは画像の部分ですね。
趾が動かせないと代わりに、この部分に負担がかかってきます。
ここに痛みが出たことがある人、ここの痛みでお悩みの方、結構いらっしゃるのではないのでしょうか?
趾が動かないと、趾で踏ん張る事が出来ず、代わりにこの中足部が負担してしまいます。
その中足部に負担をかけながら生活をしていくと、
・外反母趾
・趾先の痛み、痺れ(モートン病)
・タコができて痛い
・第2趾が母趾の上に乗っかってきてしまう(長期間その状態だと、脱臼します。)
・横アーチ低下
…その他etc
などと様々な症状が現れます。
最後に書いてありますが、「横アーチ低下」というのは結構重要な事です。
(アーチの事については、簡単ではありますが、こちらに記述しております。)
以前お伝えしたように、アーチがあることにより、人間は足への衝撃を6分の1にまで抑えてくれます。しかし、アーチが低下してしまうと衝撃を緩和してくれなくなってしまうので、その分、足に衝撃が加わってしまうんです。
③、足の接地面が少なくなるから
これは単純な事ですね。
本来踵がしっかり地面につく事で、身体の運動連鎖を生み出すのですが、ヒールがあると、そこの機能が破綻してしまいます。
ピンヒールでも、普通のヒールでも、高さがあってもなくても…です!
踵がしっかりとホールドされる方が、足には良く、踵の着地がぶれると、その上に乗っかっている身体が歪んできてしまいます。
趾が上手く使えていない人が、よく「趾を使うように歩いてください」と指導されたり、「浮趾は良くない」と言われる理由は、共通して足の接地面が少ないから、なんです!
…とまあ、ざっとこんな感じでしょうか!
まだヒールが良くない理由はあるのですが、文章だと伝わりにくいのでこの辺までにしておきます…。
当院では足の相談を始め、靴でお悩みの方にアドバイスする事も可能なので、何かありましたら、いつでもお気軽にご相談ください^^