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ー投球動作ー身体の開きの原因って!?
こんにちは、久我です。
本日も野球の投球動作についてお話ししていきたいと思います。
タイトルの通り今回は投球動作の身体の開きがどうして起こってしまうのか、
何が原因でそうなってしまうのか解説していきたいと思います。
まず身体の開きとは・・・・
右投げの例であげていきます。
正常な場合=左脚を踏み出した際に、胸はほぼ見えず、左肩も身体のラインと一直線上に近い所に位置している。
開きが早い=左脚を踏み出した際に、左肩が開いてしまい胸が正面に来てしまうことです。(=正面から見た時に左肩が右側に位置している場合)
(A)正常 (B)開きが早い
なんで開きが早いとダメなの!?・・・
少し難しい話になってしまいますが。。。
投球動作は横の移動(足を上げてから着地まで)と回旋運動(着地からボールを離すまで)が組み合わさった、複合的な動きになります。
それでボールを前に、正しく、より強く投げようとします。
この横の動きから、捻りの動きに切り替わる時に、身体の開きが早くなってしまうと…
横から捻りへの切り替えが上手く出来ません。
結果として、上手くボールに力を伝えることが出来なくなり、力が半減してしまうのです。
この力がボールに伝わらない状態で強いボールを投げようと、いくら頑張って力を入れてもただ肩肘への負担を大きくするだけになってしまいます。
逆に、この切り替えの時期に上手く開きが抑えられると、身体の捻りが強くなりボールへの力の伝達が上手くいきますし、肩肘への負担は軽減されます。
では、どうしたら開きが抑えられるのか!?
それは、、、
右投げであれば左股関節(左投げであれば右股関節)の内旋可動域を広げることです。
内旋可動域とは・・・
ステップ足の踏み込める可動域(踏み込んだ際に股関節が内側に捻れる)です。
ステップ足の踏み込みが浅いと重心が高くなり、肩、肘を過剰に使う手投げのような投げ方になります。
逆に深く踏み込めると、重心は低くなり、ステップ足側の股関節が内側に絞れるようになると深く踏ん張れる為、膝が外割れしにくくなります。
そうすると自然と身体の開きが抑えられ上半身への捻りの動作が作りやすくなり力強いボールを肩肘への負担を軽減し投げる事が出来ます。
皆さんの股関節内旋可動域の制限または左左右差がないかをチェックしてみましょう!!
チェックの仕方は下記の写真のようにして角度計で測定します。
標準角度は45°以上ですが・・・・投手であれば60°は欲しいです。
標準以下の可動域ですと、怪我や障害リスクが高まると言われているので早急に対処をしていく必要があります。
どうやって柔軟性を出すの!?
過去に投稿した記事にご紹介してる股関節のエクササイズを参考に実施してみて下さい。
↓過去の記事
https://www.sekiguchi.in/2022/02/16/3309/
基準の可動域以下に当てはまってしまった方、もしくは45°ギリギリの人は是非可動域を出すことを意識し、パフォーマンスUPへ繋げて頂けたらと思います。
次回は・・・・
『身体の開きの原因は背中にも?!』とい題名でお話ししていきます。